お風呂・浴室のリフォームをしたい人必見!最初に知っておきたいこと
それほど古くない家に住んでいても、月日が経つとどうしても痛んでくるところが出てきます。
「ちょっと使いづらくなってきた」と思われたら、それはリフォームのサインかもしれません。
気になる箇所があればこの機会にぜひリフォームを考えられてはいかがでしょうか。
今回はお風呂・浴室のリフォームに焦点をあてて解説します。
目次
お風呂・浴室のリフォームの流れをわかりやすくご紹介!
お風呂・浴室のリフォームの流れについてはご存知でしょうか。
リフォームは、よほどのことがないかぎりそう滅多にすることはないでしょう。
まずはお風呂・浴室のリフォームについて、一連の流れをわかりやすくご紹介させていただきます。
①ショールームや工務店へ相談
ご自宅のお風呂・浴室で気になる点が発生した時には、
各リフォームメーカーのショールームか工務店へご相談されてください。
特にリフォームを専門に取り扱っているショールームには、
経験豊富な専門のアドバイザーがお客様目線で丁寧に対応してくれます。
リフォームに関するあらゆるお悩みを、これまでの経験からわかりやすくアドバイスしてくれます。
②リフォーム場所の現地調査
前向きにリフォームをお考えになった方のお宅では、
リフォーム業者が現場の状況や料金の見積もり、工期の算出をするために現地調査を行います。
現地調査を行うことによって
今回のリフォームの全体像がご利用者様、リフォーム業者双方に目に見えて具体化してきます。
この時点では、リフォームに対する様々な問題点などが浮き彫りになってきます。
③リフォーム業者からの見積もり
現地調査が終わると早ければ数日中にご利用者様のお手元に見積もりが届き、
リフォーム業者との打ち合わせが始まります。
この時の見積もりはあくまでも概算であり、
代金を安く抑えてもらったり、取り付ける製品を変更してもらうことも可能です。
お互いにいろんな意見を出し合って最適なリフォームにすることが第一の目的です。
ご利用者様目線に立っている業者であれば、
できるだけ代金を安くおさえてくれ、将来も長く使えるリフォームになるように提案してくれます。
なお見積もり書は製品の代金や工数が正確に記載されているものをもらっておいてください。
ここでリフォーム内容が決まれば、次はいよいよ契約に進みます。
④契約を交わす
契約には工事請負契約書、請負契約約款、設計図面、請負代金内訳書などがあります。
契約は非常に手間がかかりますが、
設備の品番、部材の種類などカタログなどを一通り確認をされてください。
後々トラブルにつながるのを避けるため、
気になる点や重要なことは絶対に口約束せずに、必ず書面に記載されることをおすすめします。
⑤施工
契約が終わるといよいよリフォーム工事開始です。
まず既存のお風呂・浴室の解体から始まり、
水回りの配管と下地の取り付け、浴槽の設置、床壁天井を順に設置していきます。
最後に出入り口や窓の建具を取り付けます。
⑤施工完了
リフォーム工事が終了して給排水を確認、
お客様検査が終われば最後に竣工清掃後、引渡して施工完了となります。
優良なリフォーム業者であれば、
相談から施工完了まで連絡が行き届き、ストレスなく快適に作業をすすめてくれます。
せっかくリフォームするなら将来も快適に使える機能をつけてみたい!
部屋や設備が新しくなるリフォームはどなたも当然したいところでしょう。
ただしせっかくリフォームするなら、
単に新しくするだけではなくご利用者様の将来をより快適にするような機能をつけてみたいところです。
こちらではリフォーム後にはご利用者様のお悩みを解決して、
なおかつ使い勝手の良い空間にするための様々なアイディアをご紹介させていただきます。
①お風呂・浴室のバリアフリー化
以前であればご自分の足元が不安になることなどなかったと思います。
ところが年々歳を重ねるごとに誰でもつまずきやすくなったり、転びやすくなったりします。
「自分だけは大丈夫」と気持ちだけは負けたくはないと思いますが、
一度大きなけがをしてしまうと今度は中々治りにくいものです。
また、自分はまだまだ若く足腰に自信があっても、
同居している親御さんや祖父母など、介護が必要だったり
将来的に介護が必要になりそうなご家族がいる場合、
やはりバリアフリーにしておく方が安心というものです。
特にお風呂に入る時はどなたも気を緩めている時なので、
日中ではありえないような事故が起きてしまうこともあります。
もしお風呂・浴室のリフォームをお考えであれば、
出入り口、または浴槽と床の高さなど足元の不安をとり除くバリアフリー化をおすすめします。
できるだけ段差をなくすことがご利用者様の将来の安全を高めることになるのではないでしょうか。
②お風呂・浴室のヒートショック対策
一年でも春夏秋など暖かい時期は気になりませんが、
真冬になるとお風呂に入るのも一苦労です。
特に暖房で暖まったリビングから寒い脱衣所に入ると思わず身震いしてしまいます。
ガクガク震えた状態で温かいお風呂に入ると、一瞬ふらついてしまうことがあります。
いわゆる室内の温度差によるヒートショックです。
急激に血管が収縮と拡張をしてしまうので、あっという間に事故に繋がります。
冬場になると、ヒートショックが原因の死亡事故がたびたびニュースに取り上げられますよね。
何かのきっかけでお風呂・浴室のリフォームをお考えであれば、
室内の温度差を小さくするヒートショック対策をされてみてはいかがでしょうか。
真冬の寒い脱衣場も苦にならなくなり安心してお風呂に入ることができます。
③お風呂・浴室の壁に手すりを設置
若い頃であれば壁にもたれかかるとか、何かにつかまるなど考えたこともないでしょう。
ところが年齢を重ねると、ちょっとしたことでも近くの壁や何かにつかまってしまいます。
もし浴室の中で何かにつかまりたいと思っても何もなければ気持ちは不安になります。
特に浴室の壁は水気があり滑りやすく大変危険です。
この時お風呂・浴室のリフォームをお考えであれば、
壁に手すりを設置することをおすすめします。
壁に手すりがあれば安心してお風呂・浴室を利用することができます。
また年齢に関係が無く病気やケガに遭ってしまうことがあります。
そんな時もお風呂・浴室の壁に手すりがあれば不自由さを感じなくてすみます。
手すりをつかまることで力が入るので、
誰かに頼ることなく自分の身体の向きを自由に変えることも容易にできます。
気になるお風呂・浴室のリフォームの疑問点とは?
新しいお風呂・浴室にリフォームできることはうれしいことですが、
初めてのリフォームであればわからないことだらけです。
こちらではお風呂・浴室のリフォームの疑問点について詳しくご説明させていただきます。
①お風呂・浴室のリフォームの相場はどれくらいですか?
お風呂・浴室のリフォームは大きく分けて次の3つのタイプがあります。
それぞれ一坪の場合の平均のリフォーム代金についてご紹介させていただきます。
代金は、
解体工事、浴槽、ユニットバスのグレードや設置のための下地で変わります。
◇在来浴室からユニットバスへのリフォーム
約72万円~109万円くらいです。
既存の浴室の解体と下地の変更の必要があるのでその分高くなります。
◇古いユニットバスを新しいユニットバスへ
約70万円~87万円くらいです。
こちらは解体は比較的簡単にできることと、
下地の変更が少ないのでユニットバスのグレード次第で代金が変わります。
◇在来浴室のままお風呂のリフォーム
ホーロー(タイル張替え)は約48万円~51万円です。
強化プラスチック(パネル上張)は約49万円~52万円が相場です。
こちらは浴槽周辺だけのリフォームなので比較的お安くできます。
②工事日数はどれくらいかかる?
工事日数は在来浴室とユニットバスでは異なります。
◇在来浴室からユニットバスへ
・平均で4日間~7日間
・最短で3日間
・長期になると10日間以上
在来浴室からユニットバスへの工期の長さは、
解体工事とユニットバス設置のための下地の工事次第で変わってきます。
特に在来浴室の解体は、
いろんなものをとり除くので時間がかかります。
◇古いユニットバスから新しいユニットバスへ
・平均で3日間~4日間
・最短で1日
・長期で5日間以上
こちらの場合は既存のユニットバスを解体すると、
すぐに新しいユニットバスを設置できるので、早ければ工事開始当日の夕方には完了します。
③お風呂のリフォーム中の入浴はどうすれば良いのか?
古いユニットバスを新しいユニットバスに入れ替えるだけであれば、
早ければその日の夜には使うことができます。
ただし在来浴室からユニットバスへのリフォームになると長くなります。
工事の期間中は近くの銭湯や温泉施設をご利用されることをおすすめします。
④どんなお風呂・浴室が良いのか?アイディアが欲しい時には?
お風呂・浴室のリフォームをしようと思っても中々良いイメージが思いつかない時があります。
そんな時にはリフォームメーカーのショールームにお出かけになることをおすすめします。
ショールームでいろんな製品をみることで、
最新の設備やアイディア製品を知ることができます。
またカタログではわからない様々なメリットやデメリットを直接アドバイザーに聞くこともできます。
まとめ
今回はお風呂・浴室のリフォームをしたい人に
最初に知っていただきたいことについてご紹介させていただきました。
リフォームは一生のうちで何度も行うものではないので、
わからない事ばかりですよね。
まずは各ショールームにお出かけいただき、
最新の情報を集められることをおすすめします。