面倒な水回りの掃除はこうする!〜効果的な掃除方法と日々のメンテナンスについて〜

〜水回りを清潔に保つために〜
水回りとは、台所や浴室、お手洗いや洗面所など、建物のなかで水を使う場所のことです。
生活で欠かせない水を使う場所なので、清潔に使いたいものですね。

でも、意外に掃除が面倒で、気づけば水垢やカビが発生している、ということもありがちです。
放っておくと汚れが溜まり、除去しにくくなります。

日ごろから簡単な掃除をしておくことで、ひどい汚れになることを防ぐことができます。
メンテナンスのコツをつかんで、快適な暮らしに生かしてみましょう。

水回りの掃除のコツ


水回りの主な汚れは、水垢とカビになります。

白っぽい汚れ = 水道水に含まれるカルシウムやマグネシウム
ピンク色 = 水中のバクテリアが繁殖した汚れ。浴室の床や壁、洗面台の排水口でよく見かける。
黒っぽいカビ = 湿気の多い浴室に多く発生。
排水口に繁殖したカビや雑菌は、ヌメリのある塊になって、ニオイの原因にもなります。

水回りの掃除のコツは、使った時に「ついでに」掃除しておくことです。
皿を洗ったついで、風呂に入ったついでなど、一緒に掃除する習慣を作ることがメンテナンスになります。

必要な用具は身近にあるもの・買えるものばかり

水回りの掃除に必要な用具は、100円均一やドラッグストアなどで購入できます。

トイレ用や風呂場用など専用の洗剤も各種販売されていますよね。

メラニンスポンジは、洗剤がなくても水を含ませるだけで掃除ができます。

ただし、表面を削ると傷む素材には使用しないようにしましょう。

重曹やクエン酸は粉末状で売っています。
水200mlに対して小さじ3の重曹を溶かして、スプレー式ボトルにつめて掃除に使えます。

台所にあるお酢も、重曹と合わせて使えます。

クエン酸は、水100mlに対して小さじ2分の1程度のクエン酸を加えて、
よく混ぜてスプレー式ボトルに入れます。古い布やゴム手袋なども用意しましょう。

日々の水回りの掃除はこうしよう!場所別の掃除の方法

1 キッチンは水垢の除去と排水口のヌメリ対策

シンクの内側・蛇口は、水垢の汚れが目立ちやすい部分です。
メラニンスポンジに水を含ませてこするだけで、簡単に汚れを落とせます。

排水口のヌメリには、重曹を使うと、汚れ落としと消臭ができます。

排水口に重曹を撒いてから、酢を注ぎます。
泡立つので、そのまま30分くらい待ちます。
発泡によって、汚れが落ちやすくなるのです。
最後に水またはぬるま湯で重曹と酢を洗い流せば、ヌメリ取りとニオイ対策が同時にできます。
重曹とお酢の割合は、2対1を目安に使いましょう。

2 浴室は湿気によるカビを防ぐ

入浴後にシャワーで水をかけておいたり、さっとスポンジでこするだけでも、カビ予防になります。
タイルについている水垢やピンク色の汚れは、浴室掃除のときにブラシやスポンジに洗剤をつけてこすりましょう。

湿度の高い風呂場では、タイルに黒ずみが発生することがあります。
重曹に水を加えてペースト状にしてから塗り、水で洗い流すといいですね。
不要になった歯ブラシを使うと、塗りやすいですよ。

既に発生しているカビには、専用のカビ取り剤を使用します。
カビにカビ取り剤を塗って一定時間をおいてから、拭き取ります。
手袋、マスクなどを着用して、必ず換気をしながら使用しましょう。カ

ビは時間がたつと、奥にまで入り込んで、除去することが難しくなっていきます。
見つけたら早めに取り除くようにしましょう。

3 トイレはこまめな掃除がコツ

もっとも汚れやすい場所です。
毎日ちょっとだけ掃除しておいて、頑固な汚れは週に1回くらいのペースで掃除することがおすすめです。

トイレ本体の掃除は、タンク、便座、便器の内側、便器の外側の順に掃除していきます。

まず使い捨てのトイレ用のお掃除シートを使って、タンクと便座を拭きます。

便器の内部は、トイレ用洗剤をつけたブラシで汚れをこすります。
便器のフチ裏は汚れが溜まりやすいので、忘れずにこすっておきましょう。
便器の外側もお掃除シートで拭いておきます。
ほかにはトイレの壁(特に便器の両脇あたり)、床などもお掃除シートで拭き取っておきましょう。

一度にすべて行うのではなくて、トイレに入ったときに、
便器の内部だけ、床だけ、といった感じで部分的に掃除しておけば、きれいな状態を保てます。

4 洗面所は洗面ボウルと鏡をきれいに

洗面所は手洗い、うがい、歯磨き、洗顔など様々な機会に使います。
水がかかるだけでなく、洗面ボウルのなかに歯磨き粉や洗顔料、化粧品などの成分が付着します。

洗面所の鏡にもよく水垢がつきますね。
鏡専用の洗剤を使ってもいいのですが、クエン酸を溶かした水も効果的です。
鏡全体にクエン酸水をスプレーして、布やキッチンペーパーで拭き取りましょう。
最後にマイクロファイバークロスで拭き上げるときれいになります。

洗面ボウルについた汚れは、中性洗剤をつけたスポンジまたはメラニンスポンジでこすって落としましょう。
蛇口も汚れやすいので、クエン酸水をかけて、要らない布で拭き上げるのがオススメです。

また排水口にたまった髪の毛などは取り除き、細かい汚れは古い歯ブラシで取り除きましょう。
仕上げに塩素系漂白剤を吹きつけて5分ほど置きます。
水で洗い流して、除菌完了です。

洗面台付近の床に落ちているホコリや髪の毛も、掃除用ウェットシートで拭き取っておきましょう。
頑固な汚れはメラニンスポンジでこすって落とします。
洗面台を使った時に、ついた汚れを拭き取ったり、鏡についた水分を拭き取ったりしておくことで、清潔さを保てます。
汚れがひどくなるまえに拭き取る、という習慣を作ると後が楽です。

まとめ

ちょっとだけついでに掃除することが、水回りの掃除のコツです。
使ったついでに、さっと掃除しておくだけで後がとても楽になりますよ。
メラニンスポンジや重曹などを上手に使って、水回りを清潔に使えるようにピカピカにしておきましょう。