おしゃれな洗面台にしたい!海外のホテルのようなオリジナリティあふれる洗面台の作り方
最近はテレビや雑誌で、おしゃれな洗面スペースを目にすることが多くなってきました。
海外のホテルのようなおしゃれな洗面台に憧れる!という方も少なくないのではないでしょうか。
洗面台は、毎朝の身だしなみを整えたり、一日頑張った自分をケアする大切な空間です。
くつろぎの洗面スペースをせっかくリフォームするなら、とびきりおしゃれな空間にしたいですよね。
今回はそんなあなたのために、洗面台をリフォームする前に押さえておきたいポイントをまとめました。
ぜひオリジナリティあふれる洗面台にして、毎日のスタートを素敵に彩ってみてください。
目次
洗面台のタイプ
まずはじめに、洗面台の3つタイプをおさらいしておきましょう。
ユニットタイプ
ユニットタイプの洗面台は、最も一般的なタイプです。
洗面ボウルとその下のキャビネット、水洗金具、化粧鏡、照明などがセットになっています。
集合住宅などの洗面台では、ユニットタイプのものがよく見受けられます。
国内メーカーの洗面台の間口(横幅)は、
60cmや75cmなど、メーカーに共通のサイズが設定されています。
戸建て住宅や集合住宅も、この共通サイズに合わせて設計されること場合が多いため、
洗面所のスペースや間取りによっては、決まったサイズの洗面ユニットしか入らないという場合もあります。
カウンタータイプ
カウンタータイプの洗面台は、洗面ボウルと洗面カウンターが一体化したものです。
ユニットタイプと異なり、ボウルとカウンターをそれぞれ好みの組み合わせにできる場合もあります。
比較的リーズナブルなものも多いため、
洗面台一式のパーツをそれぞれ選ぶよりもコストを抑えることができます。
おしゃれな洗面台に挑戦したいけれど、すべてのパーツを選ぶのはちょっとハードルが高い、
という方にはこのカウンタータイプがおすすめです。
システムタイプ
システムタイプの洗面台は、洗面ボウルやカウンターだけでなく、
水栓金具や鏡、照明などほとんどのパーツを選んで組み合わせることができます。
まさにオリジナリティあふれる洗面台を作りたい方にはピッタリです。
もちろん設置スペースとの相談にはなりますが、カウンターを広げたり、洗面ボウルを2つ設置したりと、自由自在。
選択の幅が広い分、デザインやコンセプトをしっかり決めて統一感のある洗面スペースを目指したいですね。
洗面台の主役、洗面ボウル
次に、洗面台の主役ともいえる洗面ボウルのタイプや素材です。
それぞれにメリット・デメリット、特性があるため、ご家族の使い方にぴったりのものを選びましょう。
タイプについて
洗面台の主役ともいえる洗面ボウル。
洗面ボウルの設置タイプや素材によって、洗面台の印象も大きく左右されます。
洗面ボウルにはどんなものがあるのか見ていきましょう。
置き型
洗面カウンターの天板の上に設置するタイプで、ベッセル型とも呼ばれます。
デザイン性の高さから、最近は飲食店やホテルなどでの採用も増えてきました。
がっちりとした埋め込みタイプと異なり軽やかな印象を与えます。
サイズやデザインも豊富にあり、人気のタイプです。
洗面ボウルのサイズが大き目のものを選ぶと、
天板への水の飛び散りも少なくお掃除も楽です。
置き型の洗面ボウルの場合、ボウルの高さ分だけ天板の位置が下がります。
つまり、それだけ洗面カウンター下のキャビネット収納が小さくなるということ。
ご自宅の洗面台に必要な収納スペースを確認し、
置き型ボウルでも問題ないかチェックしておきましょう。
埋め込み型
洗面カウンターに埋め込まれたタイプで、フラットなデザインです。
アンダーボウルとも呼ばれます。
天板を広く使えるため、石鹸や化粧品などを置くスペースが確保できます。
最近は継ぎ目などの少ないシームレスなデザインも増えてきていますので、
拭き掃除がしやすいのもうれしいポイントですね。
すっきりとシャープな印象に仕上げたいときにはぴったりです。
天板の色やボウルの径の形など、ラインナップも増えてきていますので、
目指したい洗面台のイメージによって選ぶとよいですね。
壁付け型
その名の通り、壁にそのまま設置するタイプのシンプルな洗面ボウルです。
設置するスペースをとらないため、限られた空間での設置に適しています。
そのコンパクトさから、トイレの手洗いなどにもよく使われていますよね。
ただし洗面カウンター下の収納がない場合が多いため、
別のスペースに収納を確保する必要があります。
素材について
次に、洗面ボウルの素材についてみていきましょう。
陶器製
洗面ボウルとして最もポピュラーなものが陶器製です。
陶器は高温で焼成するため、汚れがしみこみにくい材質です。
また、一般的な材質のため価格も低く、種類が豊富なのも魅力。
光沢があり清潔感のある見た目も好印象です。
逆にデメリットとして重量が重く、支える土台にはある程度の強度が必要です。
ユニットタイプの洗面台であれば
洗面ボウルの重量とカウンターの強度は考慮された上で設計されています。
ご自身で洗面ボウルとカウンターをバラバラに選ぶときにはこの点にも注意しましょう。
DIYショップなどで洗面ボウルを購入し、
設置をリフォーム会社にしてもらう場合なども、寸法だけでなく重量の確認が大切です。
また、陶器のため強い衝撃が加わると、割れたりヒビが入ったりします。
化粧品のビンなど固いものを落としたりしないよう、扱いには注意しましょう。
樹脂製
樹脂製の洗面ボウルとは、アクリル樹脂やポリ樹脂などによって作られた人工大理石製を指します。
メリットとしては、大量生産のため価格が安いこと、
へこむことはあっても割れにくく、継ぎ目が少ないのでお手入れがしやすいことが挙げられます。
また、デザインが豊富なことも人気のポイントです。
デメリットとしては、樹脂の表面を覆っているコーティングが、
拭き掃除などのお手入れを重ねることで薄くなってしまうことでしょう。
時間が経ってコーティングが薄くなると、小さな傷や汚れなどがつきやすくなってしまいます。
ヘアカラーなどをご自宅でされる方は、
薬剤によって変色することがあるので樹脂製のボウルは選ばない方がよいでしょう。
ご家族の洗面台の使い方にあわせて素材もチョイスしたいですね。
ホーロー製
ホーローとは、金属製の素地にガラス剤をコーティングして焼き上げた素材です。
鍋などの調理器具にもよく使われており、臭いや汚れがつきにくく、水や湿気に強いことが長所です。
陶器などのように割れることがないため、長く使えるのもうれしい点ですね。
ただ割れにくいホーローであっても、
固いものを落としたりすると表面にヒビが入り、ガラスのコーティングがはがれてしまいます。
そうなると下地の金属が錆び、広がると腐食などにつながることも。
ホーロー製の洗面ボウルを取り扱っているメーカーが少なく、
価格が割高になりがちであることも、デメリットといえるかもしれませんね。
意匠性の高い洗面台のメリット・デメリット
洗面台や洗面ボウルのそれぞれのメリットやデメリットがわかると、
ご自宅にはどんな洗面台がぴったりか判断しやすいですよね。
では最後に、いざリフォーム工事の前に確認したいポイントを押さえていきます。
メリット
オリジナル感がある
意匠性の高い洗面台は、なんといってもオリジナル感が高いのが魅力。
世界にひとつしかないこだわりの洗面台で毎朝をスタートすれば、より気分よく一日を始めることができます。
既存のメーカーの洗面台だと、素材や色などが限られ、どうしても無難にまとまりがちです。
こだわりのつまったオリジナリティあふれる洗面台だと、
毎朝ラグジュアリーな気分に包まれてスタートできそうです。
デザイン性が高い
来客時にも意外に見られている洗面台。
収納力を確保しながらもデザイン性もあきらめたくない、
そんなあなたにはアイテムごとに選ぶことができるシステムタイプの洗面台がぴったりでしょう。
デメリット
日本の規格と異なる場合がある
オリジナリティの高い洗面台で、特に輸入品等の場合、
日本の規格と異なるため、洗面スペースに納まらない場合があります。
まずはご自宅の洗面スペースの寸法を測り、希望の洗面台が設置できるか確認しましょう。
もし設置できるかどうかわからなければ、リフォーム会社に相談することをおすすめします。
部品交換等に時間や費用がかかる
流通量の少ない海外製の洗面台などでは、
修理のための部品の調達に、時間や費用がかかることがあります。
販売店などに部品の在庫があれば、すぐに修理ができるかもしれませんが、
そうでない場合には海外から部品を取り寄せなければなりません。
そうなると部品そのものの代金に送料がプラスされ、
時間だけでなくコストもアップしてしまうことに。
メーカーにもよりますが、部品の一部だけの交換ができず、部品全体の交換になる場合もあります。
例えば、水栓金具のパッキンだけの交換ではなく、蛇口そのものの交換になるなどです。
日本であまり取り扱いの少ない洗面台にリフォームする際には、
販売店などにメンテナンス体制やアフターフォローの有無を確認するとよいでしょう。
施工業者によっては取り扱いできない場合がある
海外製などのデザイン性の高い洗面台は増えているものの、主流は国内大手メーカーの洗面台です。
施工業者によっては海外製の洗面台の工事経験がない場合もあります。
また、取付のための説明書等が英語表記でわかりづらいといったケースもあります。
気に入った洗面台を購入後に設置できないとなっては元も子もありません。
購入前に設置業者に取付ができるかどうか確認することをおすすめします。
まとめ
一日のスタートを切る大切な洗面スペース。
洗面台は、キッチンやバスルームと比べリフォーム費用も比較的抑えることができるため、
こだわりを実現しやすい箇所でもあります。
ご家族の状況や使い方にあった洗面台で、ぜひ素敵なサニタリーを実現してくださいね。