【リフォーム会社の選び方】水回りのリフォーム、やるべきことと失敗しないコツ4選

あなたのおうちのキッチンやお風呂まわり、
そろそろリフォームが必要だと感じることはありませんか?

便利で収納たっぷりのおしゃれなキッチンや、
お掃除らくらくの機能的なお風呂などを目にすると、
「うちもこんな風にしたい!」と思いますよね。

でも、「フォームってそもそも何から始めたらいいかわからない」、
「お金もかかるし大変そう」と思っていませんか?

確かに、人生で何度もリフォームをするという人は少ないかもしれません。
だからこそ後悔しない出来栄えを目指したいですよね。

今回は水回りのリフォームで絶対にやるべきことと、失敗しないコツをまとめました。

これからリフォームを検討予定の方も、
リフォームは少し先かなと思っている方も、まずはリフォームの基本をおさえておきましょう。

コツ1:リフォームのイメージを膨らませよう

リフォームタイミングの目安

一般的にキッチンやお風呂、トイレなどの水回りのリフォームは、
15年から20年に一度がよいといわれています。

キッチンやお風呂などの水回りには必ず住宅設備機器がありますので、
こういった設備の寿命も考慮するとこれくらいの年数がよいでしょう。

ただし水回りには湿気がつきものですので、
どうしても設備の劣化が進みやすい箇所でもあります。

リフォームタイミングはあくまで目安と考え、
ご自宅の状況によって判断するとよいでしょう。

まずは不便・不満の洗い出しを


まずは今の水回りについて、「ここが不便だな」、「こうだったらいいのにな」、
という不便・不満の洗い出しをしましょう。

難しく考えず、家族みんなが普段感じていることをそのまま書き起こせばOK。
例えば、
・冬場の洗面所やお風呂が寒い
・食器洗浄機で時短したい
・火の管理が心配になってきた

など思いつくままに挙げてみましょう。

最初の段階でしっかりと洗い出しをしておくと、リフォーム後の満足度が変わってきます。

リフォームが終わったあとに、「こんなつもりじゃなかった」、「思っていたのと違う…」
となってしまっては目も当てられませんよね。
そうならないために、洗い出し作業は重要なファーストステップなのです。

完成イメージを膨らまそう


現在の住まいについて不便なところや不満点を洗い出すと、
おのずとリフォームの目的がはっきりしてくるはず。

新しい機能や設備を追加したり、デザインやレイアウトを変更したり、
リフォームの核となるコンセプトを明確にしましょう。

完成イメージを膨らます際に大切なのは、実生活の場面を思い浮かべることです。

デザインへ強くこだわるあまり使い勝手が悪くなってしまった、
家族のライフスタイルに合わないレイアウトでかえって使いづらくなってしまった

などの失敗例はよくあるケースです。

今の生活のシーンと、数年後の家族のライフスタイルを思い浮かべながら、
リフォーム後の快適な暮らしについて想像力を巡らせましょう。

コツ2:リフォームの流れを知ろう

工事個所と期限の明確化

不便なところや不満点をすべてリフォームできれば理想的ですが、
現実には予算面や時間の制約もありなかなか難しいもの。

リフォームの目的をはっきりさせたら、
今回のリフォーム個所と期限をはっきりさせておきましょう。

このとき、リフォームの希望個所ごとに優先順位を決めておくとよいでしょう。
「まず最優先はお風呂回りだけれど、
もし予算に余裕ができたらトイレに手すりもつけておきたい」などといった感じです。

また、リフォームの期限も「ざっくりと年末までに」などと決めておくと、
完成までを逆算していつまでに何をしなければならないかの目途をつけることができます。

完成イメージや優先度があいまいなままだと、
リフォーム会社と話す際に「やりたいことが伝わらない」や、
「なかなか理想的なプランが出ない」といったミスコミュニケーションに陥りがち。

ここでリフォームの優先順位と期限をはっきりさせていれば、
リフォーム会社とやり取りする際のコミュニケーションが格段にスムーズになりますよ。

リフォーム会社のヒアリング、現地調査


ここまできたら、いよいよリフォーム会社に相談です。

希望のリフォーム内容と優先順位、完成イメージを伝え、
プロの視点からアドバイスや施工事例などを聞き出すのにもよいチャンスです。

現地調査の際には、見る場所を事前に片づけておくとよいですね。
また、自宅の建築図面などが準備できればなおベターでしょう。

調査中に気になることがあれば、
細かなことでも担当者へ質問し早めに疑問を解消するのがおすすめ。

そうすることで担当者との相性も見極めることができ、見積もりの内容もより精度が上がります。

見積もり


待ちに待った見積もりが出てきたら、
金額だけでなく希望の内容が反映されているかを確認しましょう。

「現地調査の際と違うな」と感じることが少しでもあったら遠慮なく質問し、理由を確認してください。
小さな違和感、細かい疑問でも工事が始まってからではなく、
見積もりの段階でクリアにしておくことがリフォーム成功のコツです。

見積もりは一度提出されたものが最終版ではなく、プランの変更や微調整も可能です。
ご家族で相談して「ここを変更してほしい」などあれば担当者に伝え、再度見積もりをしてもらいましょう。

契約、着工


プラン変更があれば再度の見積もりの後、仕様書や設計図面を確認する流れとなります。
仕様書、設計図面は、いわばリフォームの設計図のようなもの。
この段階がリフォームの計画の最終確認になりますので、違和感がないかしっかりチェックしましょう。

問題がなければ晴れて契約です。

担当者から重要事項説明がありますが、
加えて契約書で金額、支払い条件、引き渡し日などをもう一度最終確認してください。

工事完成時に「見積もりの金額と違う」、「完成イメージと違った」などとならないよう、
念入りに確認することをおすすめします。

アフターサポート

契約の段階では金額などに注目してしまいがちですが、
リフォームの真価は実際に使い始めてからです。

もし引き渡し後に不具合や気になる箇所があった場合、
リフォーム会社がどのようにケアしてくれるのか事前に確認しておくとよいでしょう。

リフォーム後のアフターサポートはリフォーム会社によって内容が異なります。
定期的な訪問や点検があるかなど、
事前に担当者に確認しておくと使い始めてからも安心です。

リフォーム後も長く付き合えるリフォーム会社であれば、
ちょっとした不便なども気軽に相談しやすく、
「困っているけど誰に相談すればいいかわからない」とならずにすみますね。

コツ3:リフォーム会社の特徴を知ろう

大手建築会社系

新築を手掛けるほとんどの住宅メーカーは、自社が施工した住宅のメンテナンスも行っています。
住宅の全体を総合的にカバーできるため、大規模な増改築にも対応できるという強みがあります。

地元密着型系

「地域に根差して〇年」など、地元密着型のリフォーム会社も増えてきています。
もともとは工務店や設備工事会社など、その会社の沿革によって得意分野がある場合もあります。
地域密着型なので細かい要望にもスピーディに対応できるなど小回りがきくという特徴があります。
もし設備に問題が生じたとき、すぐに駆けつけてもらえる安心感がいいですよね。
自宅のかかりつけ医のような存在です。

住宅設備機器メーカー系

大手の住宅設備機器メーカーは、
自社の製品を取り扱う代理店や特約店などをリフォームショップとして展開しています。

もともとの出身業種によってリフォーム分野の得意不得意がある場合もありますが、
総合的なリフォームにも対応できる会社も増えてきています。

設備工事会社系

専門とする分野によってリフォームの得意分野が異なりますが、
専門分野に関するノウハウ・スキルが非常に高いのが特徴です。
ポイントのリフォームでいろいろなメーカーを比較検討したい場合などは強い味方です。

コツ4:リフォームで使える補助金や減税制度もおさえよう

リフォームの補助金

リフォームの条件にもよりますが、国や自治体の補助金が使える場合もあります。
最近では省エネ関連の補助金が多くなっていますが、
例えば省エネ改修補助金であれば最大120万円、
長期リフォーム補助金であれば最大300万円が給付される可能性があります。

ただし、補助金には適用の条件や申し込み期限などの制約がありますので、
使える補助金がないか、早い段階でリフォーム会社に確認するとよいでしょう。

住宅ローン減税

毎年の住宅ローン残高の1%を10年間、所得税から控除できます。
10年間で最大400万円の控除が可能ですが、
省エネやバリアフリーのリフォームの場合はリフォーム減税との重複はできませんので注意が必要です。

ローン型減税

バリアフリーリフォームもしくは省エネリフォームで、
返済期間5年以上のローンを組む場合に適用できます。
投資型減税との重複もできます。
対象リフォーム工事の年末のローン残高の1%が控除され、
5年間で最大62万5千円の控除が可能です。

投資型減税

耐震やバリアフリー、省エネなど一定の条件を満たすことが必要ですが、
例えば耐震とバリアフリーなど重複して適用することができます。
控除額は、耐震リフォームと省エネリフォームでは最大25万円、バリアフリーリフォームでは最大20万円です。

まとめ

リフォームは人生の中でも数少ないイベントのひとつですので、決して失敗したくないものです。
とはいえ、初めてのリフォームでは右も左もわからない状況なのは当然。
まずはじめにリフォームの流れとちょっとしたコツをおさえておけば、いざリフォームとなったときも安心です。
この記事を参考にしてもらい、後悔しないリフォームを実現してくださいね。