蛇口の先端(吐水口)を取り外し・交換したい!
長い間使い続けた水栓は、色々なところに不具合が出てきます。
水が出る蛇口の先端部分(吐水口)も例外ではなく、
ゆるくなって水が漏れるとか、水が飛び散るようになったとか、様々なトラブルが起こるようになってきますよね。
蛇口の先端部分だけを取り替えたいとき、わざわざ業者を呼ぶのではなく、自分で交換できるのであればそうしたいものです。
今回のブログでは、蛇口の先端(吐水口)を取り外し・交換する方法をまとめました。
目次
蛇口の先端は交換可能
まず、蛇口の先端部分は、そこ単体で交換することができます。
先端部分だけで新品を購入することができますから、「水栓丸ごと交換しなくてはいけない」と思っている方はご安心を^^
また、交換作業自体は、適切な工具を使い、DIYに覚えのある方であれば自力で交換可能と言えます。
部品交換には、
①水栓の種類の見極め
②正しい工具の使用
③正しい部材選び
が必要になってきます。
①水栓の種類の見極め
まず、水栓本体の種類の話です。
水栓の種類は大きくわけて2つあります。
まずは単水栓という、ハンドル1つ・給水管1本でできたシンプルな水栓。
水とお湯の切り替えができないタイプで、家の中では洗濯機用の水栓としてメジャーですね。
単水栓の蛇口先端は象の鼻のように伸びたパイプ部分を指し、ここを工具で取り外し、新しいパイプと取り替えます。
もうひとつの水栓は混合水栓と呼ばれるもので、お湯・水の切り替えができる水栓です。
お湯と水とでハンドルが別のものもありますし、最近は1つのハンドルを左右に動かすことでお湯・水を切り替えるシングルレバーも多いです。
混合タイプの水栓は、キッチン・洗面所など、家のあちこちで使われています。
混合水栓は、水(お湯)がそのまま出てくるものからシャワー状で出てくるものまで色々ありますから、
先端の部品も様々な種類があります。
単水栓よりも慎重に部品を選ぶ必要がありますね。
②正しい工具の使用
次に、交換に使用する工具選びと部品の交換方法です。
単水栓の蛇口の先端部分の交換であれば、まずはモンキーレンチがあるといいと思います。
モンキーレンチで蛇口の先端をつまみ、引っこ抜く要領で部材を外します。
新しい部材を取り付け、再度、モンキーレンチで留め具を固定し、通水して水が漏れなければ交換完了です。
混合水栓の場合は、キャップ式の先端部材が多いので、手でひねって外すことができます。
※固いようなら工具を使いましょう。
細かな部材が出てくると思いますが、それらもなくさないよう取り外します。
取りづらいようならペンチなどを利用するといいでしょう。
水栓部材の交換は、正しい工具を正しく使うことでスムーズかつ正確な交換を行うことができます。
③正しい部材選び
最後に、正しい部材選びについてお伝えします。
水栓部材は多種多様な部材が売られており、部分的に部材を交換するのであれば、
当然今使用している水栓に合致する部材を選ばなくてはいけません。
適当なものを選んで取り付けようとすると、きちんと取り付けられないか、取り付けられても水漏れ等のトラブルを起こすことがあります。
また、すでに廃番になっている水栓の部材であれば、その後継型の有無の確認も必要です。
実は、正しい部材を選ぶのは結構難しい作業なのです。
メーカー名や型番等から、正しい部材を割り出してから購入するようにしてください。
まとめ
水栓本体が壊れていれば、丸ごと交換する覚悟ができるというものですが、
先端(吐水部)だけであれば、そこだけ交換して終わらせたいと思いますよね。
多少のコツや勘は必要ですが、自分でやってやれない作業というわけでもありません。
また、上述した方法は、ごく一般的・基本的な方法ですから、
どうしても自信がなければ、プロの業者に依頼するという方法が最適です。