小平市ふれあい下水道館に行ってきた【後編】

小平市にある「小平市ふれあい下水道館」訪問レポの後編です!

地下3階:小平の水環境

地下3階では、ふれあい下水道館のある小平市の水環境について展示されています。

この模型、なんだか分かりますか?

近くで見てみると、すり鉢状に掘られた地面をくだって行き、水を汲んでいる人がいます。

小平市は、地理・地形的に水に乏しい地域だそうです。
水を得るためには、こうやって地面を深く掘り進んで汲み出すしかなかったのですね。
しかも、穴を掘るのも水を持って上がるのも人力。
当時の人々の苦労を感じました。

水に乏しい小平市で、灌漑用の水が供給されるようになったのは玉川上水が整備されたあとです。
それでも水田はあまり作られず、麦の生産が中心だったとか。
住みづらい土地でもたくましく開拓している人たちがいたのですね。

小平地域の人口が増えるにつれ、問題になっていったのは上水だけでなく、下水(排水)もです。
正常に生活排水・雨水が排水されるようにする整備には時間がかかりました。
展示写真を見てみると、電車の線路が完全に冠水していますが、復旧には数ヶ月かかったとか。

水との戦いが続いた小平の歴史を知ると、下水処理に負担がかからない生活様式を守る大切さを改めて感じますね。

地下4階:特別展示室「災害用マンホールトイレ」を初めて見ました!

地下4階では、近代下水道の歴史に加え、特別展示を見学できます。
私が伺ったときは「災害用マンホールトイレ」の実物が置いてありました。

災害時に活躍する「災害用マンホールトイレ」の仕組みですが、
街にあるマンホールの蓋を外し、その上にトイレを設置します。

排泄物がそのままマンホールを落ちて下水管に流れる仕組みです。

緊急時は、
・使い慣れず、処置に困る緊急用トイレ
・衛生上、敬遠されがちな仮設トイレ
に頼ることになりますが、使いづらさからトイレを我慢したり、水分を十分に摂らないことから脱水症状に陥る人が増えるなど、トイレ関連の問題が起こります。

マンホールトイレは直接下水管に排泄するので衛生状態が改善するのと、
普段使っているトイレに近い形で排泄できるので、利用者のストレスが軽減する効果があるのだとか。

確かに、このトイレなら高齢者や女性でも使いやすいですよね!
しかも、マンホールは街中にあるので、トイレの数が不足する問題も解決できます。

地下5階:下水道管(実物)の中に入れる!

地下5階は、下水道館のメイン展示ともいえる「下水道管内部の見学」ができます。

この先に下水道管がありますが、2020年11月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、見学することができません。
残念!

下水道管内部は監視カメラの映像で見ることができますよ。

地下25メートルに位置する、内径4.5メートルの巨大な下水道管。
また見学できるようになったら、ぜひ再度伺いたいです^^

ちなみに、数年前のゲリラ豪雨の際、この大きな下水道管がほぼ雨水で埋まったそうで、そのときの映像が流されていました。

みるみるうちに雨水が満たされていく下水道管(しかも高速です)。
映像でも背筋がゾッとします。
通常モードの水量と比べると、どれだけ大量の水が流れているか分かりますよね。

ほかにも、小平市にある様々なマンホールが展示されていて、とても可愛らしかったです。

まとめ

下水道管の見学ができなかったのは残念でしたが、見応えのある展示ばかりでした。
近隣は緑豊かで小平名物「小平うどん」のお店もたくさんありますから、ぜひご家族で出かけてみてくださいね。