【時短・節約に効果的!】押さえるポイントは4つ!後悔しない食洗機の選び方

食洗機を買う前に選ぶコツを知ろう


多忙なときに面倒に思うのが、毎日の家事ですよね。
とりわけ食後の食器洗いは面倒なものです。
食器はシンクに何回分か溜めて、
まとめて一気に洗うという人もいるのではないでしょうか。

毎日の食器洗いが大変、という人にとって便利な家電製品が食器洗浄機(以下、食洗機)ですよね。
汚れた食器を洗って乾燥まで自動で行ってくれるので、食器洗いの手間を省けます。

食洗機のメリットは、節水効果が高いことと、家事にかかる時間を省けることです。
反対に、デメリットにはスペースを取る、購入費用がかかるなどの声があります。

これから食洗機を買おうかなと迷っている人のために、
メリットやデメリット、購入の際の注意点をご紹介します。



食洗機のタイプ別の特徴

気軽に設置できる卓上タイプ(据え置きタイプ)



卓上タイプの食洗機なら、シンクの横などに手軽に設置できて、費用も安価です。
大きな工事がいらないので、賃貸住宅でも設置できます。
また、引越しが多い場合や家族が増える予定があっても大丈夫です。

卓上タイプは、食器洗いに使う水を引くために、蛇口に分岐水栓をつける必要があります。
個人でも取り付けることができますが、業者に設置を依頼することもできます。

注意したいのが、食洗機を配置する向きや大きさによっては、
食器や鍋類を入れにくいことがある点です。
また、稼働するときの音が気になることもあります。

導入の費用は、本体価格5~7万円、さらに分岐水栓や工事費が5,000円~1.5万円程度となっています。

見た目すっきりビルトインタイプ



キッチンカウンターの下や、シンクの下などに設置する食洗機が、ビルトインタイプです。

省スペースで見た目がすっきりしている点や、振動が伝わりにくく音が気にならない点が人気です。
今お使いのシステムキッチンに後からつけることもできます。
ただし組み込む工事が必要なので持ち家の方に向いています。


導入にかかる費用の目安は、本体価格が約8万円~、工事費用5~10万円程度となっています。
故障時の修理代や買い替え費用もかさみがちなので、あらかじめ頭に入れておいてくださいね。





食洗機のメリット

節約・時短に役立つ



実は食洗機は、水の使用量が手洗いよりもずっと少ないため、
節水でき、水道代を抑えることができます。

また、食器を庫内にセットするだけで洗浄、乾燥までしてくれるので、
食器洗いにかけていた時間を他のことに使えます。

共働きで忙しい世帯、子育てで時間に余裕がないといった世帯には嬉しいメリットですね。

食器や調理器具がピカピカ

食洗機の庫内では、60℃以上のお湯で食器を洗うため、ベタベタした油汚れもすっきり落とせます。
洗浄力の高い洗剤や、水圧によって洗い上がりはぴかぴかで、手洗いよりもきれいに仕上がります。
ザルや泡立て機など、手洗いでは細かい汚れが残りやすいアイテムでも清潔に洗浄できますよ。

除菌もできるので衛生的に食器類を使えます。
特にお子さんがいるご家庭にとっては安心ですよね。

手の美容にも効果あり

食器洗いをしていて困るのが、お湯や洗剤の使用による手の乾燥や肌荒れですよね。
特に冬場、一日に何度もお湯を使っていると乾燥がひどくなります。

副産物的な効果ですが、食洗機があれば、手荒れや肌の乾燥を防ぐことができるのも、
嬉しいメリットのひとつです。

食洗機のデメリット

設置スペースの確保が必要


ビルトインタイプなら、キッチンカウンターの下やシンク下の収納スペースがなくなることになります。

また、賃貸の場合、基本的に後付けでビルトインタイプの設置ができないので、
卓上タイプを設置することになります。
卓上タイプは、シンク横へ配置したり置台を設けたりするなど、置き場所を確保することが必要です。
作業スペースが狭くなることを考慮しなくてはいけません。

ちなみに、外観を気にされる方も多いですが、
卓上タイプは食洗機や排水ホースがそのまま見えることになりますが、
デザイン性の高いアイテムも多くなっていますよ。

購入・維持に費用がかかる

ビルトインタイプはシステムキッチンに後付けで付けることはできますが、工事が必要になります。
購入費用だけでなく、工事費用がかかるので、初期費用は高めです。

卓上タイプは初期費用が安くて済みますが、
本体価格以外にも、工事費用や分岐水栓、置き台などが必要になってきます。


使い続けるためのランニングコストも、もちろんかかります。
節水効果によって手洗いよりも水道代は抑えられますが、
新たに電気代と専用の洗剤代が必要です。

食洗機には適していない食器がある



食洗機で洗うには適していない食器類もあります。
代表的なものが、漆塗りや木製の食器類です。
ほかにもクリスタルグラスなどのガラス製食器、銀メッキやアルミなどの食器類は、
食洗機の使用を避けて手洗いすることになります。

予洗いが必要なこともある


こびりついた卵や米粒、油汚れなどは、そのままでは食洗機でもきれいに落とせません。
あらかじめ汚れを取り除いたり、こびりつきを落としたりといった、準備が必要なこともあります。

音が気になる


シンク横など置き場所によっては、稼働しているときの音が気になることもあります。
ただ最近は静音設計といって静かなタイプもありますよ。

ビルトインタイプは、卓上タイプに比べれば
作動音はかなり静かに感じます。
ゴウンゴウンという低い音はしますが、
テレビの音などに比べれば音量はかなり小さめといえるでしょう。

音の感じ方は人それぞれなので、
可能であれば食洗機が稼働しているときの音を確認できるとベターです。

定期的な手入れは必要

食洗機は
家電製品なので、定期的に掃除やメンテナンスは必要です。
残さいフィルターなどの掃除を行うことで、いつでも清潔に使用できるようにしておきましょう。





これから食洗機を購入するときの注意点


容量



何人分の食器を洗うのか、家族構成に合った容量の食洗機を選ぶことが肝心です。
フライパンなどの鍋類も洗うなら、当然ながら容量は大きいほうがいいでしょう。

将来、家族が増える可能性があるなら、容量は大きいほうが望ましいです。

食洗機のメリットを感じられるのは、4~5人分くらいの食器をまとめて洗うときです。

逆に1~2人分程度の食器を1日に1回洗う程度なら、手洗いのほうがお得なこともあります。

家事に割ける時間を考え、導入を検討してくださいね。

余談ですが、私の知人夫婦で、まだお子さんがいない家庭があります。
共働きで2人とも忙しく、どちらが食器を洗うのかでモメて夫婦喧嘩になっていたそうです。

結局食洗機を購入して一件落着したそうですが、
この場合は金銭的コストよりもはるかに大きな恩恵を受けているのではないでしょうか。

サイズとドアの開けやすさ


特に卓上タイプを購入する場合は、キッチン内のどこに置くのか、具体的に決めておくことが大切です。
あらかじめ食洗機を置こうと思っているスペースを測って、しっかりと場所を確保しておきましょう。
また、コンセントにつなぎやすいか、水道につなぎやすいか、といった点も忘れずにチェックしておきましょうね。

食洗機のドアをスムーズに開けられるか、という点も使いやすさのために大切です。
卓上タイプの場合、ドアを開けた時に、蛇口や冷蔵庫など他の家電製品とぶつからないか、よく確認してください。

ビルトインタイプの場合、ドアを開けた時に食器類を出し入れしやすいかも確認しておきましょう。


シンク横など置く場所によっては振動音がすることもあります。
どのくらいの音が出るのか、実際の商品やメーカーのパンフレットなどで確認しておきましょう。


ランニングコスト


購入費用だけでなく、ランニングコストも考えて購入しましょう。
食洗機にかかる電気代の目安は、食洗機のメーカーのサイトやパンフレットで確認できます。



失敗例から学ぶ!食洗機をよりうまく使うコツ

せっかく食洗機を購入したのに、思ったほどの効果がない、だんだん使わなくなった、という声もあります。
安くはない買い物なので、購入する前に、失敗例もチェックして、参考にしましょう。

よくあるケースが、卓上タイプの食洗機を置いたらキッチンが狭くなった、調理しづらいというものです。
購入する前に、食洗機のサイズや設置場所を確認して、作業スペースを確保することが大切です。


食洗機の容量の確認が不足していたために、思ったほどの食器が入らない、フライパンなどを入れにくいという声もあります。

たくさんの食器が入らないと思うときには、食器の置き方を工夫するといいですね。
汚れた面を内側にして、食器同士が重ならないようにしてセットするなど、コツがいります。

あまりきれいに洗えないと思う場合は、あらかじめ食べ残しをキッチンペーパーなどで取り除く、
こげつきは落としておくといった準備をしてみましょう。

いままでの食器が食洗機で洗えないこともあります。
しばらくは手洗いと併用することが多いかもしれません。
新しくモノを買う際には、食洗機対応の食器やキッチンツールを選んでいきましょう。

音がうるさいことが心配なら、静音設計タイプを選ぶほうがいいでしょう。
最近の食洗機の振動音は、昔よりは随分と改善されています。
家族が外出する時間に食洗機を回すなど、音が気にならない使い方をするのもひとつの手です。

食洗機を長く使っていると、庫内の臭いが気になることがあります。
清潔に使っていくためにも、残さいフィルターや庫内を定期的に掃除しておく必要はありますよ。

まとめ


食洗機は、家族や住居にあったタイプを選ぶと、かなり便利な家電製品です。
後悔しないためにも、購入前に設置費用も含めてトータルのコストを考えることが大切です。

また卓上タイプは作業スペースを確保して設置場所をよく考えることが欠かせません。
ビルトインタイプはリフォーム工事が必要になるので、複数のリフォーム業者を比較して決めるようにしましょう。

食洗機の購入で、ゆとりのある生活にいかせるといいですね。