進学・転勤・転居…新生活を応援します!水回りでやっておきたい7つのこと

転居の前後には水回りの手続きと掃除をしよう!


いよいよ春!春といえば新生活のスタートをきる方も多いですよね。
進学・転勤などにより、引っ越しされる方も多いと思います。

引越しにあたっては、荷造りや手続きなど、やるべきことがたくさんありますね。
水回りに注目すると、引越し前後にやっておくべき手続きと、掃除やお手入れのポイントがあります。

時間がないのに、面倒に思うかもしれませんね。
でもやるべきことを知っておくと、スムーズに新生活をスタートさせることができますよ。
水回りを快適に使うためにも、ぜひおさえておきたいポイントをご紹介します。

忘れずに行おう!引越しに伴う水道の手続き


①水道の手続きは旧居と新居でそれぞれ必要

引越しには様々な手続きが必要ですね。水道に関しては、旧居と新居でそれぞれ手続きを行います。
退去や入居の際に水道局の立ち会いはいらないことが一般的です。


旧居

水道使用中止の申込
旧居にもう住まないなら、水道の使用を中止しておきましょう。
もし手続きを忘れると、水道を使っていなくても基本料金を請求される恐れがあります。

新居

水道使用開始の申込
新たに水道を使うためには、使用開始の申込が必要です。
こちらも手続きをしないまま水道を使用すると、無断使用として違反対象になる恐れがあるんです。


いずれも1週間前から3営業日前を目安に、余裕をもって地域の水道局に連絡を行いましょう。
同じ市内での転居の場合は、使用中止の届出と使用開始の届出をまとめて行うことができます。



②水道の手続き方法を確認しよう



水道の使用中止や使用開始の連絡は水道局に行います。
方法はインターネット、電話、ファックスなどがありますよ。

手続き方法や申込のタイミングは、地域の水道局によって違うこともありますから、
水道局のホームページで確認してから行うといいですね。
連絡の際には、「お客様番号」が記載された領収書や検針票が手元にあるとスムーズです。





③退去までの水道料金の精算方法を確認


旧居から退去する日までの水道料金は、日割り計算になります。
退去までに使った水道の料金の支払い方法を、水道局に確認しておくほうがいいでしょう。

主な支払方法には次のような方法があります。


・係員に集金してもらう

・新居宛に振込用紙を送付してもらう

・口座振替

・クレジットカード


ただし、管轄の水道局が変わると、口座振替やクレジットカードは使用できないこともあります。



また、マンションでは管理会社や管理組合が水道の契約を管理していることがあり、
管理会社への退去連絡をしておけば、水道局への手続きは不要になることもあります。
その場合、水道料金の精算方法は、管理会社や管理組合によるので確認しておきましょう。



④新居での水道の支払い方法を決めよう



新居での水道料金の支払い方法も、口座振替やクレジットカード払いにすると便利ですね。
ただ、手続きが完了するまでに数か月かかることが多いです。

入居してから数か月間は、住所地に振込用紙を送ってもらってコンビニなどで支払うことが多くなります。





⑤退去立ち合いまでに水回りを掃除しておこう

退去時の原状回復とは?



賃貸物件を退去するときには、管理会社が立ち合いを行うことが多いですよね。
入居者が賃貸物件を退去する際には、原状回復の義務があります。
分かりにくい部分ですが、賃貸物件の「原状回復」とは、入居時同然の状態に戻すという意味ではないんですよ。

時間が経つことで自然に発生する経年劣化や、通常の使用による損耗は、入居者の負担にはならないことになっています。
逆に、通常の使用による損耗を超えるほどの汚れがあれば、入居者が原状回復の費用を負担することになります。
つまり、「借主が適切な掃除をしていれば防げた汚損」をしっかり掃除しておくことがおすすめです。

水回りは特に汚れがつきやすい、目立ちやすい箇所なので、立ち合いまでに水回りをきれいにしておけば退去時の印象が良くなりますよ。
実は、敷金の返還金額に関わることもあり得ます。きれいに掃除して、気持ちよく退去できるようにしておきましょう。

退去までにきれいにしておきたい水回りのポイント

掃除しておきたい箇所は以下になります。
カビや水垢、結露による汚れがひどいと、回復の費用が入居者の負担になることがあるので、念入りにチェックしておきましょう。


・シンク周りの水垢

・キッチンの黒カビ

・換気扇やコンロ周り

・浴室のカビやピンク色の汚れ

・窓など結露のせいで発生したカビ

・洗面台の鏡の水垢や洗面ボウルの汚れ





新居での水回りはここに注意!

⑥新居の水をチェック!ひとまず蛇口をひねってみよう


古い物件や、長らく人が住んでいなかった場合にはまず蛇口をひねって、水の状態に異常がないかチェックしておきましょう。
まれに、配水管のなかの錆が混じって、赤い水が出ることがあります。

また、配水管のなかに滞留した水が古くなっていることもあるんです。
通水と言って、透明になるまでしばらく水を流しておくといいですね。



もし蛇口をひねっても水が出ない場合は、元栓を確認してみましょう。
元栓は、通常は水道メーターの近くにあります。
戸建てなら庭など地中の水道メーターボックスのなかに元栓があります。

マンションなど集合住宅の場合は、部屋の外のパイプシャフトを開けると、各部屋の元栓が並んでいます。
元栓が閉まっていたら水が出ないので、反時計回りに回して、開けておきましょう。

元栓を開けたのに水が出ない、どうしても元栓の位置がわからない、といった場合は物件の管理会社や、水道局に連絡するようにしてください。

⑦異常はない?入居したら設備をしっかりチェック!


新しい家やマンションに引っ越して、ワクワクしているのに、欠陥が見つかったらがっかりしますよね。
でも、意外と不具合が見つかるケースもあるんですよ。
入居してから1週間以内に、すべての設備や家具などを使用してみて、異常がないかどうか確認しておきましょう。


入居したときの室内を写真に撮っておくことも大切です。
最初に記録を作っておけば、後々には退去時の汚損をめぐるトラブルを防止することにもつながるんですよ。


新居の水回りのチェックポイント


水回りも異常がないかどうか、念入りにチェックしておきましょう。


・水栓にがたつきや水漏れはないか

・キッチンの給水、排水に問題ないか

・給湯器に異常ないか

・防水パンの汚れや亀裂、ひび割れの有無

・洗面台の汚れや傷、排水管の異常
・トイレの水は流れるか

・トイレタンクや便器に割れや亀裂などないか

・温水洗浄便座は正常に動くか

・風呂場の壁や床の状態

・浴槽にヒビや割れなどないか

・風呂に追い炊き機能があるなら使えるか

・シャワーに傷や漏れはないか

・浴室乾燥機は動くか

・排水口から下水などの異臭はしないか


異常があれば早めに修理してもらおう


もし、水漏れや設備の欠陥があったら暮らしにくいですよね。
速やかに、以下の対処をしましょう。

・破損個所を写真に撮る

・すみやかに連絡や修繕依頼を行う


お住まいの物件によって連絡先が異なります。
賃貸物件の場合は、修理業者が決まっていることも多いので、自分で無断の修理をしないようにしてください。


・賃貸物件:管理会社や不動産会社に連絡
・分譲マンション:管理会社や管理組合に連絡


入居直後の不具合を見つけたら、すぐに連絡して早めに修繕してもらうことが肝心です。
あまり時間が経つと、「入居者が壊したのでは?」と思われることになりかねません。





まとめ


毎日の暮らしのなかで、水道や水回りの設備は欠かせないですよね。
引越に伴う手続きはしっかり完了させておきましょう。
入居時に設備を点検しておくことが、退去時の汚損トラブル防止にもなるので、チェックを行うことがおすすめです。
入居時の設備の異常は放置せず、すぐに連絡して修理してもらいましょう。

せっかくの新生活が不便にならないように、水道の手続きを行い、設備もしっかりチェックしておきましょうね。