大手がいい?地元の業者がいい?後悔しない水道業者の選び方

水回りのトラブル発生で慌てない!水道業者を選ぶコツ


水まわりの機器類の調子がおかしいと、困りますよね。
早く修理したいけど、どこの水道業者に依頼したらいいのかわからない、というケースもあります。

水道業者を探すにあたっては、悪質な業者は避けたいですよね。
また大手の業者と地域の業者のどちらがいいのか、迷う方も多いです。

今回は水道業者を選ぶときのポイントや注意点をご紹介します。
いざ修理が必要なときの参考にしてくださいね。





困った!水回りのトラブルが起こったらまずしたいこと

水漏れなどが起こると焦りますが、まずは水を止めることが肝心です。
トイレなど設備の近くに止水栓があるので、ひねって水を停止しましょう。


例えば、トイレの止水栓はこのような場所にあります。

大もとから給水を停止したいときには、メーターボックスの近くにある元栓を閉めるといいですね。
水漏れをひとまず停止してから、対策を行いましょう。

次に、
お住まいの住居に合わせて、水道業者を選ぶことになります。
おおまかな動きは次の通りです。

・賃貸マンション・借家→管理会社に連絡

・分譲マンション→管理会社に連絡、または自分で探した業者に連絡

・持ち家→自分で探した業者に連絡


マンションの場合は、すでに管理会社が契約している水道業者がいることも多いです。
提携があるため、対応が早いという利点もあります。
管理会社に連絡を取って、速やかに対応してもらいましょう。

持ち家だったり、自分で納得のいく業者を探したいという方は、
大手の業者に依頼するか、中小の業者に依頼するかという選択をすることになります。





やはり安心感がある!大手水道業者

まずは、全国展開しているような大手の水道業者について考えてみましょう。

大手水道業者のメリット


全国で名前を知られている大手業者には、有名ならではの安心感がありますね。
また、運営母体が大きい会社ならではのメリットもあります。

実績が多いので対応できるケースが豊富

幅広いトラブルに対応してくれます。
また、サービスがマニュアル化されているので、一定の品質を期待できます。


スタッフが多く対応が丁寧


研修によって、顧客へのマナーや対応のレベルが高い傾向があります。


サポートセンターがある


困ったときに連絡できる窓口が明確です。


クチコミや評判を調べやすい

利用者が多いので、ネット上で検索するとクチコミや体験談をたくさんチェックできます。


大手水道業者のデメリット

逆に、大手の業者のデメリットもあります。

費用がやや高い

宣伝にお金をかけているため、その分、見積もり費用がやや高くなりがちです。


対応が遅いこともある

複数の部署に分かれていて、顧客の希望を伝達するのに時間がかかることがあります。
様々な部署に転送を繰り返され、電話口で何度も同じ説明をしなくてはならないことも多いものです。

技術にムラがある

大手の水道業者に連絡しても、実際に修理にやってくるのは協力店(委託業者)のことも多いんです。
委託している業者によっては、思ったほどの品質ではないこともあり得ます。



スピーディーで助かる!地域密着型業者


大手に対し、地域密着型で仕事をしている中小規模の水道業者もたくさんいます。
中小の業者にも、メリットとデメリットがあります。

地域密着型業者のメリット

対応がスピーディー

お客様の家までの距離が近く、すぐに修理対応してくれることが多いです。

ほかの工事の前後に立ち寄ってくれたりと、融通が効きやすいのは地元業者ならではですよね。

相談しやすい

同じ地域に住んでいる人が経営しているので気軽に意見を言えます。

感覚的には「かかりつけ医」のような存在です。
地元の話が通じるなど、ある程度くだけた付き合いができることに魅力を感じる方もいるでしょう。

対応が親身

大手のように画一的なサービスではなく、臨機応変な対応をとってくれることも多いです。

費用がリーズナブル

広告に費用をあまりかけないから、作業費用を抑えやすくなります。
また近場にあるので出張費も安くなりやすいですよ。

地域密着型業者のデメリット


反対に、中小業者ならではのデメリットとは何でしょうか。

腕前や評判がよくわからない

クチコミなどが少ないため、評判を知りたくても難しいことが多いです。
そのため、いい業者を探すのに手間がかかることになります。
実際にその業者を利用した人が身近にいれば、体験談を聞いて参考にしてみましょう。

技術力にムラがある

職人の腕や経験によるので、品質にばらつきがあります。
大手のように企業研修などで最新の道具や機材のトレンドを学ぶわけではないので、歴が長い会社ほど古いやり方を通していたりして、
昔かたぎなやり方に戸惑うお客様もいるでしょう。

サービス内容が少ないこともある

修理後のトラブルへの対応など、アフターフォローがあるかどうか確認しておくほうがいいですね。
保証範囲など、気になる点は聞いておきましょう。





いい水道業者を選びたい!どんな選び方をすればいいの?

まずは確認!水道局指定工事店であること


水道の工事を依頼するときには、水道局指定工事店から選ぶことが必要です。

水道局指定工事店とは、地方自治体の水道局から、水道工事を行うための技術や資格を持っていると指定を受けている業者です。
給水装置主任技術者の在籍や資材の保有など、一定の条件を満たしたうえで、指定を受けています。

実は、水道局指定工事店ではない業者が工事を行うことは禁じられています。
悪質な業者を避けるためにも、最低限、満たすべき条件なのです。


水道局指定工事店であることを確認したいときには、各自治体のホームページで調べることができますよ。
「お住いの地域名」+「指定給水装置工事事業者」で検索すると、業者の一覧を見られます。

できたら上下水道両方の資格を持っている業者の方が安心です。
ただ、指定を受けているからといって、必ずしも優良な業者という保証ではないので、より詳しくチェックしていきましょう。



業者のサイトでチェックしておきたい5つのポイント!


①会社の創業年や実績

当然ながら、創業してから長く、実績が多いほうがトラブルには的確に対応してくれることを期待できます。
水道工事には経験と技術が必要です。
自社で行った工事の実績をサイト上で公開している業者もあるので、参考にしてみましょう。


②対応可能なエリア


自宅が対応できるエリアの範囲に入っているかどうか、見ておきましょう。
あんまり遠方では迅速な対応ができないかもしれません。できるだけ自宅から近いほうがいいですね。


③営業時間

24時間対応なのか、営業時間が決まっているのか確認しておきましょう。
特に、夜間は割増料金が発生することもあるので要注意です。

④工事できる内容

依頼したい内容に対応できるかどうかは、業者によります。
対応できないケースもあるので、チェックしておきましょう。

⑤アフターケアやサポート体制

修理後もフォローしてくれるほうが安心です。
施工後のサポート体制を確認しておくと、あとあと役に立ってくるでしょう。

料金に納得できるのか?複数の見積書を比べよう

一般的に、修理代金は以下のように決まります。


水道修理料金=出張料金+作業料金+部品代


さらに内容に応じて、深夜・早朝料金、特殊作業費、古い部材の廃棄費、諸経費が発生することもあります。
料金はどの箇所をどう修理するかで変わります。

つい金額の安い業者が気になってしまいますが、安すぎると悪質な業者の恐れもあるので注意です。
複数の業者から見積もりをとるのであれば、料金や内訳、工事内容を比較してみることがおすすめです。

不明瞭な見積書を出す業者は避けるほうがいいでしょう。
工事内容や使用する部材が、きちんと記載されているかどうかをチェックしてみて下さい。


どんな作業が必要なのか、どのくらいお金がかかるのか、見積もり段階でしっかり聞いておくことが大切です。
念のためキャンセル料がかかるかも確認しておきましょう。

安心して依頼できるか?対応力をチェック

自宅内で水回りの修理を依頼するのですから、丁寧に作業してくれる業者を選びたいですよね。


・電話やメールなどの問い合わせに丁寧な対応をしてくれるか

・説明が丁寧でわかりやすいか、納得できるか

・対応がスピーディーかどうか

以上の点をチェックして、依頼しても大丈夫そうかどうか、判断しましょう。





できたら参考にしたい!口コミや体験談


実際に、ある水道業者を使った人が身近にいたら、ぜひ評判を聞いてみましょう。
場合によっては紹介してくれることもあり得ます。

いまではネット上で、クチコミや体験談を簡単に検索できる時代です。
SNSなどで利用者の声をチェックするという方法もあります。
ただ、ネット上の情報は不正確なこともあるので、あくまで参考程度にしておきましょう。

まとめ


水回りのトラブルは本当に困りますよね。
修理を焦るあまり、よくない業者に依頼して、トラブルになってしまうケースもあります。
金額が安すぎる、見積もりが不明瞭すぎるなどの点に注意して、悪質な業者だけは避けるようにしましょう。


大手業者も地元の業者も、それぞれに良さがあります。
それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、自分にとってベターなところを選ぶようにしてください。