浄水器って効果あるの?浄水器検討中の方のためにメリット・デメリットを徹底調査!
生活の中で重要な役割を果たす水。
家族みんなが口にするものですので安全はもちろん、おいしさにもこだわりたいですよね。
今回はそんな大切な水の品質にかかわる浄水器について徹底調査しました。
目には見えづらい効果だからこそ、購入前にはしっかり確認しておきたいですね。
わかっていそうで意外に知らない浄水器の効果や、
メリット、デメリットについてご説明します。
浄水器を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
浄水器とは?
水道水の安全性
浄水器の効果を検討する前に、日本の水道水の品質について確認してみましょう。
実は日本の水道水は世界でも高い安全性を誇っています。
世界中で水道水をそのまま飲むことができる国は、たった15か国とのことですから驚きです。
安全といわれる日本の水道水でも、
除去しきれない不純物などの中には発がん性が懸念されるものも含まれています。
その不純物の量は「人が生涯とり続けても問題のない量」とされていますが、口にして気持ちのいいものではないですよね。
浄水器の基本的な役割
そんな不純物を取り除いてくれるのが浄水器の基本的な役割です。
浄水器が除去できるものは「家庭用品品質表示法」で表示の仕方が統一されていますので、メーカーごとの比較がしやすくなっています。
浄水器の浄水能力として、
残留塩素や濁り、カビ臭など13項目が「家庭用品品質表示法」にて表示が義務づけられていますので、
購入の際にチェックしてみるとよいでしょう。
表示が義務付けられている13項目は下記のとおりです。
1.遊離残留塩素
2.濁り
3.クロロホルム
4.ブロモジクロロメタン
5.ジブロモクロロメタン
6.ブロモホルム
7.総トリハロメタン
8.トリクロロエチレン
9.トリクロロエタン
10. テトラクロロエチレン
11.CAT(農薬)
12.2-MIB(カビ臭)
13.溶解性鉛
浄水器のメリット
浄水器を設置するメリットは主に2つです。
①食材の栄養素を保つ
②水をおいしくする
ひとつずつ解説しましょう。
①食材の栄養素を保つ
水道水に含まれる残留塩素は、野菜など食材のビタミンを損なうといわれています。
その損失率はなんと10%~30%も。
せっかく栄養たっぷりの野菜を使うなら、そのビタミンも余すところなく使いたいですよね。
浄水器を通した水であれば残留塩素が除去され、食材の栄養を損なう心配もありません。
また、料理そのものに使う水だけでなく、
野菜や食器を洗う水も浄水にすることができるのも、浄水器のならではの魅力。
気兼ねなくたくさんの量を使うことができるのは嬉しいですよね。
ウォーターサーバーやミネラルウォーターなどと違い、
ペットボトルなどのゴミがでないのも便利な点といえるでしょう。
②水をおいしくする
カルキといわれる残留塩素やカビ臭、配管のサビによる濁りは水の味に直結します。
浄水器はそれらをしっかり取り除いてくれますので、水の味が格段に変わります。
また、水の味がよくなることでお家で淹れるコーヒーや紅茶、料理全般の味もぐっと底上げしてくれます。
もちろんカルキだけであれば水を沸騰させたり、
レモンなどのビタミンCを加えれば除去することができます。
しかし、水道水に含まれる不純物の中にはトリハロメタンもあり、
これは10分間以上沸騰させなければ取り除くことができないといわれています。
浄水器を通すとこうした不純物をろ過してくれるため、
沸騰などの手間がかからず手軽に安心して水を飲むことができますね。
さらに、不純物の取り除かれた水は口当たりもやわらかくなるため、おいしい水をたくさんとることができます。
浄水器のデメリット
反対に、浄水器のデメリットはあるのでしょうか?
浄水器の代表的なデメリットも2つ挙げられます。
①メンテナンスの手間、コスト
②浄水後の水の長期保存が不向き
①メンテナンスの手間、コスト
浄水器の基本的な仕組みは、メーカーによって違いはあるものの、
水道水をフィルターに通してろ過するというものです。
このフィルターには水道水中に含まれる不純物が付着し、交換が必要になる消耗品です。
浄水器は一度設置すれば終わりというものではなく、定期的にフィルターの交換や、それに伴うコストが発生します。
②浄水後の水の長期保存が不向き
浄水器を通った水は不純物は取り除かれていますが、備蓄に向くかというとそうではありません。
必ずしも無菌ではなく、保存容器にも気を遣わなくてはいけないからです。
備蓄用であれば、ペットボトルのミネラルウォーターなどが安心でしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
浄水器の基本的な役割、メリット・デメリットがご理解いただけたかと思います。
〇浄水器の基本的な役割
・水道水にふくまれる不純物の除去
・「家庭用品品質表示法」では浄水器の浄水能力として13物質の表示が義務付けられている
〇浄水器のメリット
・食材の栄養を損なわず調理できる
・水がおいしくなるので、飲み物や料理全体の味がUP
〇浄水器のデメリット
・定期的なフィルター交換など、メンテナンスが必要
・備蓄用などの水の長期保存には不向き
ぜひ参考にして、あなたの生活にぴったりの浄水器を選んでくださいね!