【後編】東京都水の科学館へ行ってみよう!
江東区有明にある、「東京都水の科学館」へお邪魔した様子をレポートしています。
水源地の保全や自然の仕組み、私たちが何気なく使っている水を浄化するシステムなど、
実際に体感しながら楽しく学んでいきましょう!
(水道局のマスコットキャラクター・水滴くんの木彫り人形!)
こちらの記事の続きです。
目次
現代の水道〜水道管は曲がる!?〜
前半は水源である森についての展示でしたが、後半は現代の水道についての展示です。
皆さん、私たちが普段歩く道の地中に水道管が埋まっているのはご存知だと思いますが、
その水道管、クネクネ曲がるってご存知でしたか?
(ミニチュアです)
日本のように地震が多い国では、固い水道管を使っていると、地面が揺れたときに折れたり破損してしまう危険性があります。
そこで、特殊な「継ぎ手」を使い、水道管がある程度曲がるような設計になっているのです。
(継ぎ手に「あそび」があります)
展示されているミニチュアを使って、実際にどの程度水道管が曲がるのか見てみましょう。
先ほどのミニチュアですが、ボタンを押すと、クレーンが水道管を持ち上げてくれます。
ミニチュアだと迫力が伝わりづらいかもしれませんが、このように大きな圧がかかっても、地中でぐにゃりと曲がり、圧を逃すことができるんです。
強い竹ほどよくしなる、とは言いますが、地震から水道管を守るため、あえて曲がる水道管を設計するなんて、すごいですよね。
ちなみに、このミニチュアの隣には簡単なゲームが設置されていて、水道管敷設を擬似体験できます^^
(重機を操作!)
(昔、ゲームセンターでよくやってたやつ)
3つの工事が体験できるのですが…
(開削工事と…)
(パイプインパイプ工事と…)
(シールド工事)
めちゃくちゃ本格的ですよね…。
浄水施設の仕組みが視覚的に学べる!
こちらの「ふしぎ体験!水の実験室」コーナーは、現在新型コロナウイルスの影響で体験中止になっている展示もありますが、水にまつわる実験・ゲームを楽しむことができます。
(浄水場で水が浄化されるメカニズム)
この高度浄水システムは、現在東京都・大阪府・千葉県でしか導入されていないそうです。
オゾン発生器のボタンを押すと…
実際にオゾンが発生して、浄水の様子を見学することができます。
このようなゲームもたくさんありますから、お子さんと楽しみながらチャレンジしてみてはいかがでしょうか^^
暮らしの水コーナーは、ためになる知識がいっぱい!
木の温もりを感じることができるのが、「アクア・タウン みんなで発見!くらしの水」コーナーです。
(木を使った展示がたくさん)
ここにもクイズコーナーがあり、しかもクイズ量に結構ボリュームがありました。
(クイズを見ると参加したくなるのはなぜですかね)
(1テーマ3問ずつあります)
(全問正解すると何が起こるのか…お楽しみに!)
このコーナーには、キッチンやトイレなど、普段よく使う水場が置かれていて、それぞれの場所で水や環境について学ぶことができます。
(優しい印象だけれど、本格的な作りのキッチン)
(冷蔵庫の扉を開けたところ。食材の水分量について説明があります)
(製氷庫にも説明あり)
どこを触っても水についての豆知識が書いてあって、夢中で色々な扉や引き出しを開けてしまいました(笑)
トイレコーナーでは、私たちの体の水分量について調べることができます。
(パネルをタッチ)
(私は体の55%が水らしいです)
(ちなみに娘は70%が水。潤ってるなぁ〜!)
あとは、普段の生活のしかたを選ぶと、水の使用量を教えてくれる展示や…
(ダイヤルを合わせると…)
(水の使用量を教えてくれます。節水意識が高まりますよね)
自転車をこいでダンジョンを進めるコーナーも!
(ここはお父さんにこいでもらいましょ)
(洗濯機コーナー)
どこも、じっくりと見て回りたいですよね。
(人形の表情も凝ってるんです)
(思わずひとつひとつじっと眺めてしまいます)
コンパクトながらクオリティの高い展示ばかりで、あっという間に時間が過ぎてしまいました^^
まとめ
東京都水の科学館を回ってみての感想ですが、木をふんだんに使った展示が多く、癒されます。
森の展示はもちろんですが、木製のキッチンなど、触って優しい展示が多いので、お子さんとも安心して回れるのではないでしょうか。
もちろん勉強になることばかりなので、水道博士になれること間違いなしです^^
お子さんだけでなく、大人にとっても気付きの多い場所でした。