家で簡単にできる!節水アイディア10選
目次
節水で水を大切にするメリット
毎日の暮らしに欠かせないのが水です。
実は、人は1日ににおおよそ233リットルもの水を使っています。
233リットルといえば、浴槽1杯分くらいの量にあたります。
驚きですよね。
家庭内で水の使用量が多いのは、トイレ・風呂・キッチンです。
水の使用量が多い場所で重点的に節水すれば、水の使用量をぐっと抑えることができます。
節水すれば、もちろん家庭での水道料金の節約になります。
また、水の処理や供給には電気が必要なので、節水は世の中の節電にもつながるのです。
さらには、汚れた水をできるだけ排出しないことで、海の水を汚さないことにもなります。
節水に取り組むことは家計の節約のみならず、社会の節電、そして環境を守ることにもなるのですね。
無理のない範囲で節水に取り組んで、習慣にしてみましょう。
トイレの節水
トイレは家庭の水の使用量の3分の1程度です。
トイレ使用後に水を1回流すたび、
小で約5リットル、大で約10リットルの水を使っており、
トイレの水の使い方を見直すだけで、節水効果は飛躍的に高まります。
すぐできる節水のコツ
トイレで水を流すときに、大と小のレバーを使い分けるようにしましょう。
洗浄レバーを使い分けるだけでも、無駄な水の使用を控えることができます。
また二度流しを避けて、水を何度も流さないようにしましょう。
トイレ用節水グッズを取り付けることで、流れる水の量をカットすることもできます。
(ただし、使用できる便器の型が決まっていることもあります)
持ち家でトイレのリフォームを考えているなら、節水型の便器を選ぶのもいいですね。
最新の便器は、従来よりも水の使用量をかなり減らせるようになっています。
トイレの節水でのありがちな失敗例
トイレでは、排泄物を排水管の奥まで流すために、一定以上の水量や勢いが必要です。
水がもったいないからと、1回のトイレ利用では水を流さず、
何回分かまとまったときに流す人もいます。
水の使用量を控えるためとはいえ、あとでまとめて流すと、かえってトイレが詰まる恐れがあります。
排泄物だけではなく、トイレットペーパーもまとめて大量に流すことになるので、
それだけ管が詰まりやすくなるのです。
排水量を減らそうと、トイレタンクのなかに水入りのペットボトルや瓶等を入れて、
タンク内に溜める水を調節する方法はやめてください。
必要な量の水が流れないので、排泄物やトイレットペーパーをうまく流せず管が詰まりやすいばかりか、
タンクの内部が故障するといった恐れがあります。
また、ペットボトルがタンク内の装置にあたって、
水が止まらなくなり流れっぱなしになるケースも考えられます。
トイレタンクのなかに、雨水や風呂の残り湯を入れて使うのもやめましょう。
トイレタンクの中に細かいゴミが混入して故障につながる恐れがあります。
節水は大切ですが、トイレが故障するとかえって修繕費用がかかります。
無理のない範囲で節水に取り組んでみてください。
お風呂での節水
お風呂の入れ方・沸かし方で節水
湯船に水やお湯を入れるときに、水の入れすぎて溢れてしまうのはもったいないです。
自動お湯はり機能が付いていないのならば、
好みの水位になったら音が鳴るブザーやタイマーを使えば、無駄使いを防止できます。
少ない水量でお風呂を沸かすために、
水入りの2リットルサイズのペットボトルを3~5本程度、湯船に入れてからお湯を沸かす方法があります。
ペットボトルの水量だけ、浴槽に入れる水量を節約できる方法です。
ペットボトルの水は繰り返し利用して、節水できます。
お風呂の入り方で節水
シャワーは、1分間で約12リットルの水を使用することになります。
できるだけシャワーの使用を控えるだけでも節水になります。
くわえて節水シャワーヘッドを使えば、
少ない水量でも水圧が高めなので、節約しつつシャワーを使用することもできるのです。
浴槽のお湯を洗面器などで取って、髪や身体を洗うようにすることも節水になります。
夏場なら、浴槽に溜める水を減らし、下半身を温める半身浴に切り替えるのもいいでしょう。
残り湯はどう使う?
湯船に残ったお湯は量が多く、捨てるのはもったいないですよね。
残り湯は洗濯・掃除・庭の水やり・洗車・打ち水などに使いまわすとかなりの節水になります。
ただし、残ったお湯をトイレのタンク内に入れるのは、
トイレの故障の原因になるので止めておきましょう。
洗濯機の節水
いかにもたくさんの水を使いそうな、洗濯機はどうでしょうか。
節約できる洗濯のコツ
洗濯機を回すのもかなりの水量を使います。
洗濯の回数を減らすことも、充分に節水になります。
洗濯機の節水は、
・洗濯回数を減らす
・節水タイプの洗濯機を使う
・風呂の残り湯で洗濯する
などの方法が考えられます。
誤った認識の方が多いのですが、洗濯回数を減らして節水しようと、
一度にたくさんの洗濯物を洗おうとする人がいます。
しかし、洗濯機いっぱいに洗濯物を入れると、
洗濯機内でうまく洗濯物が回らず、きれいに洗濯できません。
洗濯ものを詰め込み過ぎないことで、充分な水流ですすぐことができ、きれいに洗濯できます。
目安として、洗濯物の量は、洗濯機の容量の8割程度にするようにしましょう。
洗濯ものの量や汚れが少ない場合には、
少量コース・節約モードで洗うなど、洗濯ものに合わせてコースを選ぶこともコツです。
余計な水を使わず、節約になります。
風呂の残り湯を洗濯に使うには?
お風呂の残り湯を洗濯に使う方法は、よく知られている節水方法です。
お風呂の残り湯を洗濯に使う手順は、
お使いの洗濯機に「残り湯洗濯機能」がある場合は、その機能を使いましょう。
「残り湯洗濯機能」が無い場合は、
洗濯機に洗濯物を入れてバスポンプまたはバケツで風呂の残り湯を入れてください。
そして洗濯ものが浮くくらいになったら、洗剤を入れて洗濯を始めましょう。
お風呂の残り湯を洗濯に使うには、注意点があります。
時間がたつにつれて残り湯の雑菌が多くなるので、
お風呂を入れた当日のうちに使用するほうがおすすめです。
温かいお湯のうちに使うほうが汚れも落ちやすいです。
また残り湯のカスやごみは事前に取っておくようにしましょう。
そして残り湯は「洗い」にのみ使うようにして、
最後の「すすぎ」は水道水を使うことが、きれいに仕上げるコツです。
キッチンの節水
調理方法の工夫で節水
食材を洗うときには水を出しっぱなしにせず、ボウルなどに溜めた水で洗うようにしましょう。
使った水は食器洗いなどに再利用できます。
また、食材を茹でるときに、アクの少ないものから茹でると、ゆで汁を再利用して調理できます。
圧力鍋など、短時間でしっかりと加熱できる調理器具を使うこともおすすめです。
水量の調節で節水
節水コマという部品を蛇口に取り付けて、
通常よりも水の流れる量を減らすことができます。
節水コマはホームセンターで買えたり、地域によっては水道局で手に入れたりできます。
ただし、節水コマはハンドルを回すタイプの蛇口で利用できます。
レバー式の蛇口は構造が違うので、取り付けて使用することができません。
蛇口にキッチンシャワーヘッドをつけるという方法もあります。
少ない水の量でも勢いが出るので、皿洗いも楽にできます。
取り付け方も簡単で使いやすいです。
節水できる皿洗いのコツ
キッチンでは皿洗いで水を多く使います。
できるだけ少ない水の使用量で、きれいに洗うにはコツがあります。
まず、皿についた油汚れをさきにキッチンペーパーや新聞紙などで拭いておくようにしましょう。
少ない洗剤と水量で洗うことができます。
また、こびりついたガンコな汚れがある場合は、
洗い桶に水を溜めておいて器具や食器を水につけておきましょう。汚れが落ちやすくなります。
水を出しっぱなしにしないために、洗い桶のなかに水を溜めて洗う方法を取りましょう。
洗い桶のなかに水と台所用洗剤を入れ、汚れた皿をスポンジで洗います。
その後、きれいな水をはった洗い桶で汚れを落とせば、かなり水の使用量を抑えることができます。
食器を洗うときには、コップなど汚れの少ないものから洗っていくようにしましょう。
洗剤をたくさん使うと、洗い流すための水も多くなります。
洗剤は適量で使いましょう。
また洗剤不要のスポンジを使えば、簡単な汚れであれば水だけで洗うことができます。
実は食器洗い機を導入すると、かなり水の使用量を減らすことができます。
効率よく汚れを落としてくれるし、皿洗いの時間を省略することもできます。
購入代金や電気代はかかりますが、
水道料金やガス代、そして時間の節約になることを考えると検討の価値はあります。
洗面台での節水
洗面台でも、水を出しっぱなしにしないように心がけましょう。
例えば、洗顔のときには洗面器などに水をためて洗う、
歯磨きのときにコップで口をすすぐといった工夫も立派な節水でsh。
まとめ
節水は水道料金の節約だけでなく、水質の悪化を防いでエコにもつながります。
ご家庭のトイレやお風呂などの設備に合った方法で、無理のない範囲で節水に取り組んでみましょう。
日本は水に恵まれていてありがたい環境ではありますが、、
日々の節水を心がけることで、家庭にも社会にもプラスになります。