意外なもので落とせる!お風呂の掃除で洗剤応用術
日々の家事で面倒に感じるものは多いですが、なかでも「浴室の掃除」は重い腰が上がらないという方が多いのではないでしょうか。
「やらなきゃ、やらなきゃ…」と思いつつ、なんとなく後回しにした浴室の汚れを、年末の大掃除に持ち越してしまうなんて、よくありますよね(^^;)
今回は年末も近いということで、浴室の掃除に応用できる意外なアイテムについて紹介したいと思います。
目次
浴室の汚れにも使える、あのアイテム!
浴室用、トイレ用、キッチン用…どうして世の中の洗剤は、こんなに細分化しているのだろう!と思ったことはありませんか?
掃除用具置き場を見ると、ありとあらゆる「◯◯用洗剤」が並んでいて、場所を取って仕方ありませんよね。
そういった洗剤の管理コストを下げるため、ひとつで二役・三役をこなす洗剤も販売されていますが、実は、
キッチン用の漂白剤が浴室掃除に応用できることをご存じでしたか?
<写真>
意外に思われるかもしれませんが、キッチンの漂白剤と、浴室のカビ取り向けに作られた洗剤は、成分がほとんど一緒なんです。
具体的には、
・次亜塩素酸
・水酸化ナトリウム
・界面活性剤
これらの成分によって構成されています。
漂白剤もカビ取りも、目的は除菌ですから、成分が似ていても不思議ではありませんよね(^^)
もし、浴室用洗剤を切らしていて買いにいくのが面倒だな、という場合には、ぜひキッチン用漂白剤を使って掃除してみてください。
では実際どのように浴室掃除をするのか、写真付きで解説します。
基本は洗剤を塗布→キッチンペーパーやラップでマスクする
こういうムラになってこびりついた汚れ、ありますよね(^^;)「今度掃除しよう」と思っていたら、いつの間にか頑固な汚れになって、なかなか落ちなくなってしまったケースです。
こうしたゴム面の汚れも「あるある」です。キッチン用漂白剤で綺麗にしていきましょう!
キッチン用漂白剤を浴室掃除に応用する際の流れは、浴室用洗剤を使用する場合とさほど変わりませんが、気をつけるポイントとして、
キッチン用漂白剤はサラサラしていて汚れに密着しづらいので、洗剤を塗布した後にキッチンペーパーやラップを被せて時間を置きましょう。
また、これはどんな洗剤を使う時も同じですが換気をしっかり行ってください。
①キッチン用漂白剤を汚れ全体に塗布する
まず、キッチン用漂白剤を汚れ全体に塗布します。
液体タイプの漂白剤でも構いませんが、垂直面に塗布する場合は、泡で出るスプレータイプの方が使いやすいでしょう。汚れへの密着度もアップします。
漂白剤をかけた際にカバーできなかった汚れに、漂白剤を塗り広げます。漂白剤が厚く塗られているより、まんべんなく塗布されていることが大切ですから、汚れを確認しながら丁寧に塗り広げましょう。
②キッチンペーパーやラップでマスキングする
漂白剤を広げた部分に、キッチンペーパーやラップを被せ、汚れとの密着度をさらにアップさせます。
こうすることで、漂白剤がより広範囲に密着しますし、垂直面に塗布した漂白剤が自重で垂れてしまうのを防ぎ、汚れた箇所にとどめておくことができるんです。
③15〜30分放置する
マスキングが完了したら、そのまま15〜30分程度放置して、しっかりと漂白しましょう。
汚れの程度が大きいほど、長い時間置くのが効果的です。
この時、しっかり換気して、浴室内に漂白剤のにおいがこもらないよう注意してくださいね。
④汚れをこすりながら、洗い流す
しばらく時間を置いたら、漂白剤と汚れを洗い流しましょう。
この時、マスキングに使用したキッチンペーパーやラップで汚れをこすりながら、最後の仕上げ磨きをします。
ご覧の通り、汚れを綺麗に落とすことができました。
漂白剤を洗い流すのは水でもお湯でも構いませんが、漂白剤が残らないようしっかり流してくださいね。
ちなみに、お湯で洗い流したあと、更に軽く水をかけておくと、カビの発生を抑えることができます。
残った水の拭きあげまでできれば完璧です!
⑤しばらく換気して、空気の入れ替えと乾燥を
この過程を飛ばされる方もいるのですが、掃除後は浴室の窓を開けたり換気扇を回して、しっかり空気を入れ替えましょう。
また、風を通して浴室内を乾燥させることで、新たなカビの発生を抑える効果も期待できます。
その日、お風呂を使うタイミングまで換気しておけば、気持ち良く入浴できますよ。
まとめ
いかがでしたか?
たくさんの洗剤を購入して使い分けなくても、応用が効くものをひとつ使い回すだけで、掃除用品の量を減らすことができます。
商品名に捉われず、「ここにも使えるかな?」という発想を持っておくといいかもしれませんね。
これから大掃除のシーズンがやってきます。
浴室をピカピカにして、新年を気持ち良く迎えたいですね!